大学進学率50%以上の時代、なんのために大学に行くのだろう?

高校卒業後の進路を考えたときに、漠然と「大学進学」を選択肢に挙げる人も多いと思う。そこで、大学進学について、気になることをまとめてみたので、ぜひ参考にして欲しい。

どこでもよければ必ず大学へ行ける「大学全入時代」

「大学全入時代」という言葉を聞いたことはないだろうか?
誰もが大学に入ることができる時代がやってくると予想されていた通り、定員割れとなる大学や学部が出てきている。日本私立学校振興・共済事業団によると、平成25(2013)年度の入学志願動向では、私立大学の定員割れは232大学にのぼり、40.3%になる。志願者は増加傾向であるものの、「学校や学部にこだわらなければ、大学に入学するのは比較的容易である」と言えるのだ。

2人に1人が大学へ行く時代

平成25(2013)年度に文部科学省が発表した「学校基本調査」によると、大学進学率は50.8%だ。これは、ここ数年頭打ちになっているが、1990年の30.5%と比較すると、増加している。日本の大学進学率は、OECDが発表した資料によると、OECD各国の進学率62%と比較すると、高い水準とは言えない。これには、経済的な問題だけではなく、文化的な背景も関係している。この51%という数値は、4年制大学への進学率で有り、日本では高等専門学校や短期大学などの高等教育機関の選択肢が多いため、それらを合計すると約78%と推定できるのだ。

大卒でなければ就労ビザが取得できない国もある

専門的な資格の多くは、大学で専門的な勉強を行わないと受験資格がないことも珍しくない。そして覚えておきたいのが、就労ビザの取得要件に「大卒」が必要な国があることだ。国際社会に目を向けた活動を行う企業は、日本国内にも年々増えてきている。例えば、シンガポールのように、ビザによっては規定の学歴が必要になる国もある。大卒の資格がないことで、就労ビザを取得できない国があることはぜひ覚えておきたい大切なポイントだ。