スケジュール後ろ倒しの2016年就活はどうなる?

8月7日に発表された文部科学省の学校基本調査(速報)によれば、今年3月の大学卒業者の就職率は、69.8%で、4年連続で上昇した。正規雇用は37万2,662人、非正規雇用は2万2,275人で、就職者は前年度より1万8980人増えた。文部科学省の担当者は「景気が回復傾向にある影響が数値に表れたとみられる」と分析する。

会社説明会解禁は3年次3月、選考は4年次8月から

ところで、就職活動のスケジュールは2016年春の卒業予定者から大きく変わる。経団連が加盟1300社に向けたガイドラインでは、会社説明会の解禁時期を現行より3ヵ月遅らせ3年次の3月に実施。また、面接などの選考活動は現行より4ヵ月遅らせ4年次の8月としている。就活の早期化・長期化による学業への悪影響を懸念したものだが、経団連に加盟していない外資系企業などが早めの採用活動で内々定を出す状況は変わらないと予想され、効果は限定的との見方が強い。では、2016年の就職活動はどうなるのであろうか。

キーワードは“インターンシップ”

就職活動の時期は短くなるものの、逆にインターンシップの開催期間が伸びることで、インターンシップを採用する企業が増えると予想される。従来6月から11月までであったものが、6月から翌2月まで3ヵ月間も伸びることになる。より早い時期に学生との接点を持ちたい企業側は、6月から9月までを「サマーインターンシップ」、10月から翌2月までを「オータム/ウインターインターシップ」とし、年2回のインターンシップ開催により優秀な学生の確保を図るだろう。
インターンシップはあくまでも就業体験の場であり、採用に直結するのではないが、参加した学生は参加していない学生よりも内々定が2割増との結果からもわかるように、今や就活のキーワードとなっている。この傾向はますます強くなるものと思われる。この夏休みに業界研究、自己分析をしっかり行い、ここぞ!と思う企業へのインターンシップ参加を実行していただきたい。
(編集部)