これが現実!あまりにも安すぎる保育士の給料

保育士の半数が月給17万円未満

「元保育園で働いていた保育士」を対象にキッズラインが実施したアンケート調査によると、保育士の平均月収は15万円未満28%、15〜17万円未満22%という結果でした。
なんと保育士の半数が月収17万円未満という驚くべき数字です。

この調査は年齢や勤続年数、役職などは問われていません。
ベテラン保育士も含まれていることを考慮すると、給料は他職種よりも大幅に低いことが想像されます。

国家資格に見合うだけの価値があるのか

共働き夫婦の増加や子育て支援など、保育士のニーズは急速に高まっています。
働く場所も保育所はもちろん、デパートや民間の託児所など拡大し続けており、保育士資格の取得者は就職に困ることのない状況です。

保育士として働くためには国家資格が必要です。

資格を得るための方法は2つあります。
保育士養成課程で所定の課程を履修するか、保育士試験に合格するかですが、保育士試験の合格率はおよそ10~20%とかなりの難関ですから、ほとんどの方は大学・短大・専門学校などの保育士養成課程に進学しています。

つまり、資格を取得するためには最低でも2年間の学費が必要になるわけです。

毎年、関西で最も多くの保育士を輩出している武庫川女子大学(兵庫)の場合、教育学科の学費は年間120万円。4年間学ぶとなると、入学金や諸経費も含めて500万円以上かが必要になります。保育士資格は2年間の短期大学部でも取得できますが、こちらの場合でも250万円はかかります。

たとえば、奨学金を毎月10万円×4年間(48ヶ月)借りたとしましょう。
総額は480万円です。
上限利率の3.00%で計算すると、月々の返済が約2万7,000円。これが20年間続きます

毎月17万円の給料から2万7,000円の返済は相当きつく、返済が滞る可能性も十分にあります。
最近は、保育士になりたい男性も増えてきましたが、とてもではありませんが家族を養うだけの収入は難しいと思われます、

奨学金は借金です。卒業後も考えて熟考しましょう。

保育士はとてもいい仕事です。筆者の子どもも5年間、保育園にお世話になりましたが、保育園の先生たちのバックアップが非常に心強かったです。

ただ、給料17万円はあまりにもひどい。
奨学金を借りて、憧れの保育士になったとしても、その先に生活苦がまっているのは目に見えています。

これから保育士を目指して進学される方は、卒業後のその先を見据えて十分に検討されることをお勧めします。
「なりたい」という気持ちは必要です。
しかし、医師を目指して奨学金を借りるのと、保育士を目指して奨学金を借りるのとでは、借りる額も当然変わってきます。

奨学金は借金であることを肝に銘じておいてください。