高いお金を払って塾や予備校に通っても、勉強方法が間違っていれば、効果はありません。
むしろ時間の無駄です。
より効率的な勉強法を求めて、ポイントだけに絞った薄い参考書に手を出しそうですが、これは間違いです。
勉強に不安を抱く高校生・田中真草くんもそんな一人でした。
長く記憶するためには、理解の伴った暗記が必要
あるときふと立ち寄った古本店での店主との会話が、受験勉強の方法を変えるきっかけになります。
店主が言うには、
「薄い参考書は説明が少ない。そのため、丸暗記せざるを得ないが、丸暗記は数十秒で忘れてしまう。長く記憶するためには、理解の伴った暗記が必要だ」と。
また、こうも言います。
「問題を解く前に、解説を読め。問題の下に解説があるのは、著者がこの通りに解いてほしいと思っているからだ」
普通は、まず最初に自力で解いてみて、解説を読むという順番になりがちですが、これでは効率が悪いわけです。
店主は「空手の型を習う前に自己流で演舞しているようなものだ」と言い切ります。
目から鱗の勉強法を14の物語で紹介
「行きたい大学に行くための勉強法がわかる 高校一冊目の参考書」には、目から鱗の勉強法が14の物語で紹介されています。
5月4日から5月16日までの日記調になっていますが、読むやすくすらすらと頭の中に入ってくるので1時間もあれば読了できるでしょう。
さあ、新学期!勉強するぞ!
はやる気持ちはわかりますが、まずは正しい勉強法、自分に合った参考書選びをしてみてはどうでしょうか。受験までの長い道のりがスタートする前に、ぜひ読んでほしい一冊です。
「行きたい大学に行くための勉強法がわかる 高校一冊目の参考書」
目次より
- 5/4 「お前の考えはすべて逆だ」と言われた日
- 5/5 塾に対する認識を改めた日
- 5/6 地方の公立進学校に魔法はないことを知った日
- 5/7 環境は自ら創り出さないといけない、と言われた日
- 5/8 受験勉強は時間との勝負だと知った日
- 5/9 成績は学習時間×学習効果で決まると知った日
- 5/10 数学の勉強法が間違っているとわかった日
- 5/11 正しい学習観を持つことが大事だと知った日
- 5/12 英語は同じ問題を繰り返すことが大事だとわかった日
- 5/13 理科はイメージすることが大事だとわかった日
- 5/14 歴史は因果関係を掴むことが大事だとわかった日
- 5/15 現代文は「削読法」で読むものだと知った日
- 5/16 「短期集中で繰り返しやる」が大事だとわかった日