国立大学の授業料が値上げ!? 年間53万円は高いのか、安いのか?

  • 2015年7月17日
  • 2019年4月30日
  • 特集

国立大学の授業料は、各大学が一定の範囲内で自由に設定できますが、ほとんどの大学は文部科学省が定めた授業標準額53万5000円と同額です。これが安すぎるということで、国立大学の授業料の引き上げが検討されています。

財務省が国立大学授業料の値上げを提案

5月11日に行われた財政制度等審議会で、財務省が「国立大学の入学者は富裕家庭の子どもも多いことから、私立大学の授業料近くに値上げ」を提案しました。
これに対してツイッター等のネット上では、さまざまな議論を読んでいます。特に多いのが、「学費が安いことが国立大学の最大の魅力なのに、なぜ値上げする必要があるのか」というものです。

国立大学の授業料は1985年で25万2000円、1995年で44万7600円、そして2015年時点で53万5000円です。一方、私立大学の平均は47万5325円、72万8365円、86万円と、互いに右肩上がりで推移しています。

医学部の場合、国立と私立平均の差は、なんと念願663万円以上

ただし、私立大学の授業料はあくまでも平均値。いずれの学部も同額の国立大学とは違い、私立大学は学校や学部によって大きく異なります。ちなみに2015年度の授業料は、法・経済・商学部の平均が約73万円、医学部約256万円、歯学部約310万円となっています。つまり、国立大学の歯学部と私立大学の歯学部を比べた場合、その差は年間256万5000円も違うのです。

しかも、この差はあくまでも授業料に限った話。国立大学には施設設備費や実験実習費というものがありません。国立大学の場合、入学金282,000円を加えた初年度納入金は81万7800円のみ。2年次以降は年間授業料53万5000円のみとなります。
これに対し、私立大学は入学金、授業料の他に施設設備費や実験実習費等が加算されます。2015年度の平均初年度納入金は約131万円。2年次以降は平均約103万円となります。初年度納入金が最も高い医学部の場合、その総額はなんと716万9,938円!国立大学との差は初年度だけで、663万円以上。

私的見解:月額4.4万円であの内容は安すぎる!

さらに、施設設備費をがっぽり徴収する私立大学の施設・設備の小規模なこと。国立大学のキャンパスは学生も迷子になるくらいの立派さです。一つの町ができるほどの広大なキャンパスが月額4万4000円で利用できるのは、安すぎる!と思うのは、私立大学出身者のひがみでしょうか。

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