学費

大学進学に必要なお金はどのくらい?

「国立大学なら安い」というのはひと昔前の話です。国立大学であろうと私立大学であろうと、進学にはかなりのお金が必要です。

大学に行くのには、どのくらいかかるのにゃあ

4年間の学費は国立250万円、私立文系410万円、私立理系580万円

大学4年間の総額は、もっとも学費が安い国立大学で約250万円必要になります。ただし、国立大学の場合は経済学部であろうが医学部であろうが同じです。
私立大学の場合は、大学や学部によってさまざまですが、平均すると、私立大学文系で410万円弱、私立大学理系(医療系は除く)で580万円になります。

ご、ご、ごひゃくはちじゅうまん!高級車が買えるにゃあ

進学費用を考える時期は早ければ早いほどいい

だいたい高校3年生の夏くらいから進学にかかる出費がかさんできます。そのため、進学費用を考える場合は早ければ早いほどいいでしょう。
多くの大学では、6月くらいからオープンキャンパスが本格化してきますが、交通費や宿泊費などが必要になってきます。また、予備校の夏期講習などへの参加、さらにはAO入試や指定校推薦入試などもスタートし、受験料が必要になってきます。

大学に行く前からお金がかかるのにゃあ

家計に重くのしかかる教育費

かつては“家計の聖域”といわれていた教育費ですが、大学進学にかかる費用が年々高騰している現在では、削減せざる得ない状況です。

そりゃそうにゃ。ご飯が減らされたらとっても困るにゃあ

在学費用(学校教育費+家庭教育費)の年収に対する割合は、平均15.1%(平成29年度「教育費負担の実態調査」日本政策金融公庫)。負担割合「10%以上20%未満」が35.7%と最も多くなっています。

中には30%以上の人もいるにゃ

年収階層別にみると、年収が低い世帯ほど在学費用の負担は重くのしかかり、特に年収200万円以上400万円未満の世帯では35.1%と、年収の1/3以上を占めています。

ぼくらのご飯はどうなるにゃ〜〜〜

高3の秋から大学入学前までの半年間でかかる費用は200万円と言われています。子どもが生まれたときから積み立て始めた「学資保険」なんてあっという間。

「学資保険の満期金200万円は入学まででなくなってしまった」という声はよく聞かれます。進学は家計に大きく影響するため、親子でじっくり話会うことが大切です。

  • 大学4年間の学費は私立で総額400万円以上必要
  • 進学は家計に大きく影響するため、親子でじっくり考えましょう。

大学に進学するためにはお金がかかります。授業料だけでも4年間で400〜600万円が必要です。

大学ってそんなにかかるのにゃ〜

この金額は大学に入ってからの金額で、入学前にも必要です。

入学前にかかるお金

受験前には30万円以上が必要になる

合格決定後はもちろんですが、受験前からさまざまな出費を覚悟しておく必要があります。日本政策金融公庫が実施した調査によれば、受験前にかかった費用は、子ども一人当たり大学31万1,000円、短大24万1,000円、専門学校19万6,000円という結果でした。大学への進学希望者は、受験対策費用やいくつもの大学を受験する場合が多いため、出費もかなりの額になってきます。

学校の種類別では、国公立大学27万7,000円、私立文系33万9,000円、私立理系33万7,000円となっています。

まだ大学にも行ってないのに、30万円もいるのにゃ

これらの費用を節約するためにはできる限り志望校を絞り込むこと。念入りな事前調査を行い、オープンキャンパスの日程などを調べて短期集中で効率的に回れるよう、計画的にスケジュールを立てましょう。

  • オープンキャンパスにかかるお金(交通費や宿泊代など) 5,000円〜70,000円
  • 模擬試験代 30,000円
  • 予備校や進学塾の費用 夏期講習12万円、冬期直前講習12万円

絞り込んだ受験を心がけよう

さらに入試本番になると、受験料や交通費、宿泊費などが必要です。受験料はセンター試験が3教科以上で18,000円、2教科以下で12,000円、国公立大学2次試験が1万7,000円、私立大学推薦入試が約30,000円、一般入試が約35,000円、センター利用入試が約15,000円です。

<受験料>

  • センター試験(3教科以上) 18,000円
  • センター試験(2教科以下) 12,000円
  • 国立大学2次試験 17,000円
  • 私立大学推薦入試 約30,000円
  • 私立大学一般入試 約35,000円
  • 私立大学センター利用入試 約15,000円

たとえば、国公立大学1校と私立大学一般2校、センター利用1校へ出願すると、受験料だけで10万円以上にもなります。また、私立大学推薦入試1校、一般入試5校だと、20万円以上の出費になります。これに交通費や宿泊費が加わることを考えると、やみくもに出願せず、じっくり志望校を絞り込んでから受験するように心がけたいですね。

各学校の試験日程を調べ、どうすれば交通費や宿泊費を軽減できるかを検討してみましょう。ただし注意したいのは、過密スケジュールは避けること。ホテルでの宿泊など、慣れない環境での受験は予想以上に負担が大きいことも認識しておきましょう。

地方試験を利用しよう

遠方の学校を受験する場合は、交通費や宿泊費も高額になります。そこで利用したいのが、地方試験です。地方試験には、本学で実施する試験日と同じ日程でほかの地区に試験会場を設けて行うものと、別の日に行うものがあります。

後者は、本学での試験と併願することができるので、合格のチャンスが広がるというメリットがあります。

最近では、国立大学でも地方試験を実施するところが出てきました。

また、受験シーズンには、各旅行会社や宿泊施設などで受験生割引プランなども用意されています。これらのプランを積極的に活用し、ムリ・ムダのない受験を心がけたいものです。

入学前後にかかるお金

初年度納入金は入学前に納付しなければならない。

入学が決まれば、学費を納めなければなりません。
学費の納入にはまとまったお金が必要です。
1年次に納める学納金を「初年度納入金」と呼びます。この中には、入学金のほか、初年度の授業料や施設設備費などが含まれますが、一般的に入学金と施設設備費は全額、授業料は半額を入学前に納付します。

<初年度納入金>

  • 入学金
  • 授業料
  • 施設設備費
  • 実験実習費
  • その他

国公立大学はどの学部も同額

初年度納付金は、国立大では標準額が決まっています。全学部共通で、入学金が282,000円、授業料が535,800円。各大学は標準額の120%以内なら独自に金額を設定できますが、いままで大きく変更した大学はありません。

公立大の場合も、各自治体が任意に設定できますが、多くは国立大と同水準です。公立大には設置自治体の教育振興という目的があり、たとえば県立大の場合、同県出身の合格者は入学金が半額になるなどの措置がとられているケースもあります。

出身の公立大学に行けば、まけてもらえるのにゃあ

一方、私大の初年度納付金は、大学や学部によって大きく異なる。学部系統でいえば、一般に文系より理系の方が高く、医歯系はさらに高くなります。また、家政、芸術、体育、保健などの学部は実習等が多く、文系よりは学費が高めに設定されています。医歯系や薬学部は6年制であることも考慮しておきましょう。

<平成28年度 私立大学の初年度納付金>

  • 文科系学部 1,150,863円
  • 理科系学部 1,518,333円
  • 医歯系学部 4,792,928円
  • その他(家政、芸術、体育、保健) 1,455,137円

その他にもさまざまな費用が必要です

入学費用には、このほかに教材費もかかりますし、自宅外通学ならアパートなどの敷金・礼金も必要になります。住居は地域によって差がありますが、8畳程度の洋室(バス・キッチン付き)といったものが一般的です。さらに家具や電化製品など生活用品一式をそろえると、入学・新生活準備費は平均で100万円近くにものぼります。

<入学・新生活準備費>

入寮費や下宿代、家財道具費、教科書代など

  • 自宅生の場合 276,000円
  • 自宅外生の場合 773,000円
大学に行くのってたいへんなのだにゃあ

在学中にかかるお金

大学生1ヶ月当たりの生活費は自宅生6万円、下宿生12万円

自宅から通学するのと、自宅外通学とでは、生活費も大きく変わってきます。大学生の1ヵ月あたりの生活費を比較すると、自宅生は平均57,000円なのに対し、自宅外生は約115,000円となり、実に2倍以上の差があります。

授業料以外にもお金がかかるのにゃあ

<大学生1ヶ月の生活費>

  • 自宅生 5万7,000円
  • 自宅外生 11万5,000円

生活費の中で大きなウエイトを占めるのが住居費です。

日本学生支援機構の調査によれば、住居費が特に高い東京圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の私立大学生の場合、学費を含めた年間支出額は259万円。238万円の京阪神(大阪府・京都府・兵庫県)とでは20万円以上の差があります。

やっぱり東京は高いにゃあ

<私立大学生の年間支出額>

  • 東京圏 259万円
  • 京阪神 238万円

サークル代や研修プログラム、自動車免許の取得代も必要

そのほかの出費もあります。

たとえば、授業で使うテキスト代や、サークルの合宿費、研修プログラムの参加費、さらには留学が必須になっている学校もあります。

また、最近の大学生の傾向として、資格取得を目指して専門学校にも並行して通う学生も少なくありません。

全国大学生活協同組合連合会の調査によれば、授業料と生活費をのぞく半年間の費用は、男子大学生で平均16万7,800円、女子大学生で19万9,200円となっているます。

勉強するのも大変な時代なのだにゃあ。進学先はよ〜く考えなければいけないにゃあ