リクルートマーケティングパートナーズが行った調査によれば、「行きたいランキング」関西エリアNo.1に輝いたのは、13年連続で関西大学だそうです。
以下、②近畿大学、③関西学院大学、④立命館大学、⑤大阪市立大学と続きます。
ちなみに国公立大学は、5位の大阪市立大学を筆頭に、⑥神戸大学、⑧大阪大学、⑩大阪府立大学、⑭兵庫県立大学、⑮京都大学、⑯兵庫県立大学、⑰大阪教育大学と、ベスト20に8校もランクインしています。
ベスト20の中でランクインしている女子大学は同志社女子大学と武庫川女子大学の2校。同志社女子大学は、知名度調査でも6割以上の人が知っており、さすがは同志社ブランドという結果でした。
ところで、関西には全部で19の女子大学がありますが、滋賀県と和歌山県には一つもありません。
一番多いのは神戸(兵庫)の8大学ですが、いったいどんな大学があるのでしょう。
関西の女子大学をまとめてみました。
同志社女子大学(京都)
知名度、カリキュラムともに人気の高い女子大学です。「上品」なイメージがあり、2020年3月卒業生の就職決定率は99.5%と高く、企業からの受けも抜群です。
京田辺(京都府京田辺市)と今出川(京都市上京区)の2つのキャンパスに、6学部11学科を擁する文理のバランスがとれた総合女子大学です。特に2015年4月開設の看護学部は高い人気を誇っています。
特筆したいのは、京田辺、今出川ともに、同志社大学に併設していること。図書館や食堂などの施設の利用はもちろん、同志社大学の授業を受講することもでき、さらに、クラブやサークルの交流も盛んに行われています。
卒業生には、アナウンサーが多いことが特徴です。
※京田辺・今出川両キャンパスで開催
武庫川女子大学(兵庫)
神戸には、「おしゃれ」なイメージの甲南女子大学や、「伝統」の神戸女学院など、8つの女子大学があります。中でも1万人が学ぶ総合女子大学の武庫川女子大学は、全国で最も学生数が多いマンモス大学です。
いろいろな学生が学んでいるので、人間の幅が広がることがメリット。就職に関しては、一般企業はもちろん、教員や公務員の採用も多く、警察官の採用人数では全国女子大のトップクラスです。また、大学院在籍数も全国女子大の大学院の中で3番目。研究者育成にも力を入れています。男子に媚びることなく、強い女性を目指すなら武庫川はかなりおすすめできます。
卒業生は、タレントの遥洋子、作家の谷崎光、シンガーソングライターの平山泰代をはじめ松澤希美(バスケットボール)、竹中佳(プロボクサー)など、バラエティ豊かです。
※3キャンパス同時開催
京都女子大学(京都)
地味なイメージが強い仏教系の女子大ですが、京都という立地から生まれる独特の雰囲気が特徴で、「知的」という言葉がピッタリの大学です。京都大学や同志社大学などの名門大学も近く、他校の男子学生からは人気があります。また、母親からの受けもよく、「お嫁さんをもらうなら、京女」と言われるほどです。
1899年創立、1949年開学という歴史ある大学だけに、卒業生にはビッグネームが多く、元日本社会党委員長の土井たか子、直木賞作家の山崎豊子、元スポーツキャスターの東海由紀子らがいます。
関西の女子大学一覧
関西には短大を除いて19の女子大学があります。
京都6つ、大阪4つ、兵庫8つ、奈良1つで、滋賀・和歌山県には1つもありません。
また、奈良県には私立の女子大学はなく、国立の奈良女子大学1校のみとなっています。