就職の常識

就活生を持つ家族の心得

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今の学生は大変だ。やっと入学したと思ったら、入学式直後からキャリア教育が始まり、3年生になった頃には就職活動の準備を始めなければならない。2016年3月卒業生より企業の採用活動は後ろ倒しになるというが、日本経済団体連合会に所属しない外資系企業などは、「4年次生の8月を待たずに採用選考活動を開始する」と公言するなど、足並みは揃わない。
今の大学生の保護者が就職活動をしていたころは、バブル期以前のことで企業は優秀な学生を確保するために、あらゆる手段を講じた。企業が学校や学生に頭を下げる時代だったのだ。
しかし、産業構造も変革し、企業が求める人材も変化してきた。かつては体力があり規律を守る体育会系の人間が求められた。また、暗記力に長けた高学歴の人間が求められた。今はどうだろうか。自分で課題を見つけ、企画を立て、実行し、結果を残せる人材が求められる。企業もどうしていいか分からないのである。だから今までのように、「こうしなさい。そうすれば利益が出ます」とは言えない。新しい発想で、新たな分野を開拓し、儲けてくれる人材、そう、ベンチャー起業家のような人材を求めているのだ。

親の希望や価値観を子どもに押しつけるな

一番いけないのは無関心なこと。就活は、ノイローゼになる学生がいるほど、最悪の場合は自殺者が出るほど、大きなストレスになる。保護者は「自分たちの時代とは環境が違う」と肝に銘じ、さりげなく関わることが大切だ。
大手企業や有名企業、公務員などの安定した就職をのぞむ保護者も多いであろう。しかし、この30年の間に姿を消した大手・有名企業がどれだけあるだろうか。公務員に対する風当たりも年々厳しくなり、選挙が行われるたびに肩身の狭い思いをしなければならなくなった。聞いたことがない企業だからといって、一方的にダメと決めつけず、子どもの考えをよく聞いてあげることが大切だ。それが、ひいてはストレスの緩和につながり、社会が求める人間力を磨く。

焦らせることなく、大きな器で見守ってあげよう

他の学生と比較することもストレスにつながる。回りから続々、内定獲得の話題が出てきだすと、一番辛いのは子ども本人だ。他の学生が内定をもらっても、「一生の付き合いになるかも知れない会社だから、じっくり決めればいい」というような大きな器で見守ってあげてほしい。
大切なことは、最後までモチベーションを下げないでやり抜くこと。第一志望に落ちたからといって挫折することなく、納得のいく就職活動をしてほしい。それを暖かくフォローする気持ちが就活生の保護者には大切だ。







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