進学の常識

歯学部という選択

ファーストクラッシュ

大学に行こうと思えば最低でも250万円は必要

誰もが大学に行く時代になりましたが、大学で勉強するためには国立大学であろうが私立大学であろうが学費というものが必要になってきます。

しかも、この学費が馬鹿ほど高い!

国立大学でも1年次には入学金と授業料を合わせて年間82万円ほどかかります。2年次からは授業料54万円ほどですみますが、それでも4年間の総額は約250万円かかってしまいます。
これが私立大学となると、文化系でも1年次120万円、4年間の総額では最低でも400万円以上が必要になります。

  • 国立大学の学費(4年間) 約250万円
  • 私立大学の学費(4年間) 最低400万円〜

私立大歯学部なら3,000万円以上が必要です

では、歯学部はどうでしょう。
国立大学は経済学部でも理学部でも歯学部でも同額ですが、歯学部の場合は6年間行く必要があります。つまり約350万円ほど必要です。
これが私立大学になると、なんと家が一軒買えるくらい!6年間で3,000万円以上必要です。

歯医者さんだったら、すぐに回収できるんでにゃあの?

歯医者さんはコンビニよりも多い

とんでもありません。今、歯医者さんはコンビニよりも多いと言われるくらい飽和状態なのです。

歯医者さんは年々増え続け、平成28年12月31日現在で10万4,533人。当初は人口10万人に対して50人の歯医者さんを養成する計画でしたが、医療系ブームにのってあれよあれよと増え続け、今や人口10万人に対して82.4人という飽和状態なのです。

都道府県(従業地)別にみると、東京都が118.2人と最も多く、次いで徳島県103.1人、福岡県101.9人となっており、福井県が54.7人と最も少なく、次いで、滋賀県56.0人、青森県56.8人となっています。

<歯医者さんの多い県>

  1. 東京都 118.2人
  2. 徳島県 103.1人
  3. 福岡県 101.9人

<歯医者さんの少ない県>

  1. 福井県 54.7人
  2. 滋賀県 56.0人
  3. 青森県 56.8人

※人口10万人に対しての歯医者さんの人数

よく考えてほしいのですが、歯医者さんて年に何回くらい行きますか。

定期検診でもなければ数年に1度の割合ではないでしょうか。
まして年に数度の定期検診を行っていれば、歯科衛生士さんの仕事は多いですが、歯医者さんの出番はほとんどありません。

歯学部を選択するときは「本当になりたいのか」よく考えて

また、せっかく立派な国家資格を取得しても、歯医者さんにならなければ意味がありません。歯科医師とは実につぶしがきかない職業なのです。

今は歯医者さんになっても稼げる時代ではなくなりました。「儲かるから」という思いで歯学部を選択するのは大きな間違いです。

「歯医者さんに憧れている」「家系をつぎたい」という人以外はよく考えてから学部選択をしましょう。