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自分の大学のことを知らない広報担当者が多すぎる

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仕事柄、大学の広報担当者とお会いする機会が多々あるのですが、どの大学も志願者の獲得には頭を抱えています。入試の競争倍率を上げるため、とにかく「志願者数増」を最大の目標に広報戦略に取り組んでいますが、果たしてこれでいいのでしょうか。

明治大学を抜き、関西の大学としては初の志願者数日本一になった近畿大学の場合、「近大マグロ」で自分の大学の「売り」を明確に打ち出し、「エコ出願」でどこよりも早くインターネット出願に切り替えました。発想の転換が奏功した結果といえます。オープンキャンパスの告知ポスターも、まるでお祭りやアミューズメントパークのような雰囲気で、「楽しい大学」をアピールしています。これを見た高校生たちは、「行きたい」と思うのではないでしょうか。

一方、他大学はというと、相変わらず昔ながらの広報活動に取り組んでいるところがほとんどです。

高校生がオープンキャンパスに参加するのは、他大学との違いや、自分にあっているかを見極めるため。しかし、定員確保に必死な大学側は一人も逃したくないわけです。そのため、「どんな分野でも学べる」と学びの広さや学内併願を強く勧めてきます。これでは、サイズの合わない服を強引に勧めてくるブティックと一緒。完全なミスマッチですから、せっかく入学しても、学びの意欲を失い、最悪は中退ということにもなりかねません。

問題は、広報のプロがいないこと。

広報担当者は3〜5年で異動になる場合が多く、前任者からの仕事を引き継ぐだけで終わってしまいます。新たな戦略に取り組むこともできず、前年の例にしたがって情報をただ単に「出す」だけに終わってしまいます。情報の「発信」にまでは至らないのです。

また、自大学の「売り」が理解できていません。近畿大学のように、他大学との差別化を明確に打ち出せばいいのですが、議論や分析をする時間も余裕もなく、新たな広報戦略を見出せないままで終わっています。

要は、目先の数字ではなく、自分の大学を見つめ直すことが大切です。







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