どうなる2021年度入試!? 英語民間試験導入&記述試験導入見送り!

2021年度入試を受ける高校生(東京オリンピックのときの受験生)は、入試改革元年の世代です。数年前から大学入試が変わる変わると言われてきて、直前になってバタバタと中止や延期になって、結局どうなるの?と思っていることでしょう。

実際問題、「今までだってよく分からなかったのに、中止や延期と言われてますます分からなくなった」という高校生が多いのではないかと思います。ニュースで断片的には耳にするけど、結局何のための入試改革で、大学受験の新しいテストってどうなるの?という疑問に答えたいと思います。

民間試験導入と記述試験導入の見送りって言うけど、何が起こっているの?

2020年1月に大学入試センター試験が30年の歴史に幕をおろしました。来年度、センター試験がもう行われず、新しい大学入学共通テストになるのは確定です。

しかし、新しい入試が始まる直前に、大学入試改革の目玉とされてきた2つの施策の中止が決まりました。

英語の民間試験導入と記述試験導入の見送りです。多くの高校生が「俺たちは実験台じゃない」「数年前から入試が変わると言われていたのに何だったのか」と思っていることでしょう。

 

なんで英語の民間試験導入する必要があったの?

グローバル化が進むなか、英語は読めるけど話せない日本人は非常に多いです。「読む・書く・聞く・話す」の4技能を育成しないといけない、というのは皆さん理解できると思います。民間試験を導入することになったのは以下のようなロジックです。

  1. 4技能を測定する入試をやりたい!
  2. 特にスピーキングを測定するのは非常に難しい
  3. 一定レベル以上の採点者を大量に確保するのは入試センターでは難しい
  4. 民間でやっているテストを活用しよう!

 

なんでわざわざ記述試験を導入する必要があったの?

選択肢から選ぶのではなく、自分の言葉で回答を書くことで「思考力」や「判断力」を測定したいという意図がありました。海外の大学の入試では、「エッセイ」を書くことが求められます。受験者の考え方、人物像、学問的関心などを多面的に見るために用いられています。
日本でも記述式を導入することで、論理的な思考力や表現力を伸ばしたいと考えられていました。しかし、皆さんもご存知のように、採点ミスを防げない、自己採点との乖離があることから見送られることになりました。

これはなかなか難しい問題でして、採点の幅が出ないように答えが絞られるような問題だと本当の意味での表現力は評価できません。受験生の感性を問うような問題だと、何をもって正解とするかが難しい、ということがあります。

なんで大学入試を変える必要があるの?

大学入試改革については、河合塾やベネッセの情報サイトに詳しく載っていますが、情報量も多くてよく分からないという高校生もいるでしょう。「なぜ大学入試を変える必要があるのか」をシンプルにご紹介します。

  1. 情報化など世の中の変化が早いうえに、日本は少子化で、これまでと同じことをしていると、日本が諸外国についていけなくなる危機を迎えている
  2. 自ら問題を発見し、他者と協力して解決していく若者を育成しないと日本は生き残れない
  3. ・知識だけじゃなくて思考力も問う入試
    ・自分から多様な人々と協力して学ぶ態度を問う入試
    に変えれば、日本の若者もそうなってくれるだろう!

ざっくり言うと、こういうことです。このこと自体は、非常に共感できます。

・暗記が得意な人よりも想像力豊かな人
・自分の好きな友達だけでなく世代や人種の壁のなく接することができる人
・人類を豊かにするイノベーションを起こせる人このような人が日本に多く出てくることを期待しています。

諸外国と日本人を比較すると学生も社会人であっても、日本人は自分の意見を言わない、言われたことをやるのは得意、出る杭は打たれるから皆と同じように、という要素が強いと言われてきました。今の若い世代は必ずしもそうとは思いませんが、教育には世の中を変える大きな力がありますので、教育が変われば国が変わります。

大学入学共通テストの配点や試験時間は?

出題教科・科目や実施日程など、基本的にはこれまでのセンター試験と変わりません。

記述式問題が導入される予定だったのは国語と数学で、国語はこれまで80分だったのが100分、数学は60分だったのが70分とされていましたが、記述式問題がなくなったので時間配分が減ることになるでしょう。

この記事を書いている時点では、配点や試験時間がどのように変更されるのかはまだ公表されていません。

文部科学省は2020年1月中に公表するとしています。
おそらく、これまでのセンター試験と同じく国語80分、数学60分になるのではないかと予想しています。

英語はリスニング重視になるが、大学によって換算があることに注意

英語は従来の筆記200点、リスニング50点の計250点から、リーディングとリスニング各100点の計200点になります。
グローバル化に伴い、リスニングを重視した形となります。
注意しないといけないのが、大学によって点数の換算があることです。

点数の換算?どういうこと?となると思いますので、具体例をあげて説明します。

例えば北海道大学は、リーディングとリスニング各100点の計200点を点数としてみなします。換算がない形です。これが一般的になると見込まれています。

一方、岡山大学では「リーディングの得点 × 1.6」「リスニングの得点 × 0.4」の合計点を、学部・学科等の配点に換算したものを大学入学共通テストの外国語(英語)の点数とするとしています。リスニングが得意な受験生は損をすることになるでしょう。

2021年度入試は、岡山大学のようなリーディング:リスニング=4:1の換算点にする大学がいくつかあるようです。

志望大学の募集要項を確認してみましょう。この換算が今後もずっと続くかどうかも、この先分かりません。

なお、受験料は、3教科以上の場合、今のセンター試験と同じ1万8000円となる見込みです。

2021年入試を受ける高校生は、結局どうしたらよいの?

これまでのセンター試験と大きく変わらない可能性が高い

思考力、判断力、表現力を活用して解く問題が重視されることになっていますが、これまでのセンター試験でもそのような問題が出されていないわけではありません。センター試験は30年続いていますが、少しずつ問題の質の改善をしてきています。
新しい共通テストも、これまでのセンター試験を踏襲しつつ、さらに改良されていくということが期待されています。実際、大学入試センターが示した問題作成方針のなかでも「センター試験における良問の蓄積を受け継ぎつつ」とされています。

対策はどうすればいいか?

重要なのは、結局、基本を学ぶことです。

現時点で新しい共通テストだけに通用するテクニックがあるわけではありません。残念ながらと言っていいかもしれませんが、結局基本ができていないと応用もできません。過去問がない、というのが不安になるかもしれませんが、同じ世代の受験生は誰もが過去問がありませんので、条件は一緒です。

2021年度入試で注意すべきこととしては、自分が志望する大学の学生募集要項は、詳しく見たほうが良いでしょう。

英語の換算点など、大学によって方針が異なる可能性があります。
これまでやってきた自分を信じて、学校の先生や塾の指導を信じて、自分の目標に向かって頑張ってほしいと思います。

小学生から受験生まで
自宅学習は月額980円の「スタディサプリ」で解決!

リクルート提供の「スタディサプリ」は、通信環境さえあればいつでもどこでも全国トップクラスのプロ講師陣の授業を受けることができるオンライン学習サービスです。

定期テスト対策から大学受験対策まで、これ一つで十分。全授業が月額980円(税抜)~で見放題なんて、経済的にも大助かりですね。

スタディサプリの特徴

  1. 5教科18科目、4万本を超える授業動画がPC、スマホで見放題。
  2. 小学校〜高校の授業から、資格対策講座まで、学年をまたいで色々な授業動画を受けることができる。
  3. 講師こだわりのオリジナルテキストも無料でダウンロード可能。別途冊子購入できる。
  4. センター問題集が過去7年分、無料でダウンロード可能。
  5. 上記全部揃って、月額980円(税抜)。年会費や初期費用も無料。圧倒的な低価格で質の高い学習を提供。さらに無料体験も可能。

 

また、アプリ版もあります。アプリでは動画をダウンロードすることができるため、通信環境がない場所でも授業動画を観ることができます。
さらに授業動画の速度調整も可能で、わかるところは倍速で観て、わからないところはゆっくり観ることができます。

毎日の予習復習、学び直しや先取り学習、定期テスト対策、受験対策など、一人一人の目的にあわせて利用できるのはありがたいですね。

大学受験生・高校生版↓
受験生の2人に1人が利用する圧倒的なわかりやすさ!まずは無料でお試し。

小学生・中学生版↓
スタディサプリ/塾平均より年間24万円お得!? 月額980円(税抜)/テキスト代無料