進学の常識

サイトによって偏差値が違うのはなぜ?

ベネッセの偏差値は50なのに、パスナビの偏差値は60。
同じ大学の同じ学部の偏差値なのに、サイトによってどうしてこんなに差があるのか不思議に思ったことはありませんか。

それは偏差値と一言でいっても、母集団が違えば数値が変わってくるからです。

つまり受ける人や層が違えば、偏差値は変わってくるわけ。

そこで、今回は市場に出回る偏差値のランキングに躍らされないように、「偏差値」について分かりやすく解説しましょう。

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偏差値を見るときに注意すること

たとえば関西学院大学商学部(全学日程)の場合、駿台予備校の偏差値は54.0なのに対して、河合塾は57.5。これが東進になると63.0です。
東進の偏差値63.0というのは合格の可能性が50%の場合ですが、このレベルというのは、駿台では早慶クラスになります。関学と早稲田・慶應が同じ偏差値であるわけがありませんよね。

これが偏差値のカラクリです。
偏差値で大学を比較するときは、必ず同じサイトの数値で比べるようにしましょう。

偏差値ってなに?

そもそも「偏差値」とは何なのでしょうか?

「偏差値」とは、ある数値がサンプルの中でどのくらいの位置にいるかを示したものです。
日本では平均値は50となっていますので、日本での偏差値の求め方は下記のようになります。

偏差値=(得点-平均点)×10/標準偏差値+50

標準偏差値とは、データのばらつきを表す指標で、「各データの値と平均の差の2乗の合計を、データの総数で割った値の正の平方根」です。

何やら頭がクラクラとしてきそうですが、すごく簡単に言えば、母集団が違えば偏差値は違ってきます。つまり、東大や京大をめざす人がたくさん受ける模試と、彼らが受けない模試とでは当然偏差値は異なるわけです。

母集団が違えば、偏差値は違ってくる

駿台模試は駿台予備校が実施している模擬試験ですが、駿台予備校は難関国立大学や難関私立大学をめざす人が多いため母集団のレベルは高くなります。
一方、東進模試は難関大学をめざす人が少なく、中堅私立大学をめざす人がたくさん受けるので母集団のレベルはそれほど高くはありません。

このため、同じ大学の同じ学部でも、偏差値に大きな違いが出てくるのです。

雑誌や新聞などでよく評価の対象として使われているのが河合塾の偏差値です。
河合塾の偏差値は、自社が主催する全国統一模擬試験(全統模試)の結果に基づいて算出されていますが、全統模試は年間のべ300万人の受験生が受ける最も大きな模擬試験です。
母集団が大きいため、偏差値を見る上で一番信頼性が高いと言われています。

偏差値80とはどのくらいすごいのか

では偏差値80ですと、上からのどのくらいになるのでしょう。
ざっくり言えば、およそ0.135%になります。10万人が受けたとして135人、20万人が受けたとして270人です。逆に偏差値20も同様です。

2018年4月に行われた河合塾主催の「第1回全統記述模試2018」の受験者数は約18万人。計算上、偏差値80はわずか240名ほどしかいないわけですから、偏差値80の大学はありません。
ちなみに河合塾の偏差値で最も高いのは、東大理Ⅲ(医学部)と慶應大医学部の72.5です。

偏差値を見るなら駿台か河合塾で

東大理Ⅲや慶應大医学部などの最難関レベルになると、受験する人が少ない東進の偏差値はまったくアテにならなくなりますから注意してください。
合格率80%の偏差値で、慶應大医学部は偏差値71。これは早稲田より下どころか、立教や青山、同志社クラスのランクになっています。

偏差値で大学や学部を比較するときは、同じ模試(サイト)で比較するようにしましょう。
また母集団により大きく数値は変わりますので、ハイレベルな大学を狙うなら駿台予備校、全体の位置関係を見たいなら河合塾のサイトがお薦めです。
なお、駿台模試はサイトでは公表されていません。

<参考>
河合塾「入試難易予想ランキング」