【徹底研究|法政大学】キャンパス再開発で人気上昇。全国的な知名度高いお買い得大学

東日本の私立5大学、MARCH(マーチ)(M(明治)A(青山学院)R(立教)C(中央)H(法政))は早慶の次に語られる上位校です。今回は、法政大学を多方面から紹介します。

ひと昔前よりも人気上昇、イメージアップ

現在の受験難易度としては、MARCHの中で下のほうに位置付きますが、ひと昔前はもう少し離されていた印象です。
2008年のグローバル教養学部の新設、2014年の初の女性総長就任、市ヶ谷・小金井キャンパス再開発などで、女子学生の人気が上昇し、志願者数では2019年東日本で1位となっています。

これは、全学部入試や英語外部試験利用入試など入試方式の改革による影響も大きいですし、市ヶ谷キャンパスのアクセスの良さも理由の1つですが、「MARCHに入れるお得感」のようなものも法政大学のメリット感を強くしているとも言えます。

とはいえ、実際に偏差値を見ていただくと決して低くはなく、受かりやすい大学とは言えません。

法学部 57.5〜62.5
経済学部 57.5〜62.5
経営学部 60.0〜62.5
人間環境学部 57.5〜62.5
キャリアデザイン学部 60
スポーツ健康学部 57.5〜60.0
デザイン工学部 55.0〜60.0
生命科学部 55.0〜60.0
文学部 57.5〜62.5
社会学部 57.5〜60.0
国際文化学部 60.0〜62.5
現代福祉学部 57.5〜60.0
グローバル教養学部 62.5〜65.0
情報科学部 55.0〜57.5
理工学部 52.5〜57.5
(河合塾データより)

大学ランキング

偏差値ではなく、「教育成果」や「国際性」など多様な観点から国立、私立全部含めた日本の大学をランキングした、「世界大学ランキング日本版2019」では、法政大学は56位で、中央大学(53位)、明治大学(54位)に次ぐ順位です。私立大学では、法政の下に関西大学(60位)、近畿大学(65位)がいます。
法政大学は、教育リソース、教育充実度、教育成果、国際性の4つの領域のうち際立った強みになっている領域はありません。
意外に思うかもしれませんが、青山学院大学(78位)にはランキングで勝っています。

MARCHの大学ランキングについて詳しくはこちら
MARCHの偏差値じゃない順位は?大学ランキングでの1位はどこ?

THE世界大学ランキング 日本版2019

大学名順位総合教育リソース教育充実度教育成果国際性
立教大学4159.439.379.65963.4
中央大学5356.546.1725948.9
明治大学5456.442.973.963.147.8
法政大学5655.839.876.758.849.2
青山学院大学7852.840.473.656.240

受験難易度以上に全国的な知名度が高い理由は?

法政大学は受験難易度以上に全国的な知名度が高い大学と言えるでしょう。それはなぜでしょうか?
1つには東京六大学に所属しているという点があげられます。東京六大学は、東京六大学野球連盟に加盟所属する6校の大学を指す言葉で、早稲田大学、法政大学、明治大学、慶應義塾大学、立教大学、東京大学で構成されます。法政は、早稲田に次いで優勝回数が多く、世代の上のかたは、法政と聞くと江川卓投手を思い浮かべる人も多いです。
このことから、首都圏以外でも受験難易度以上に法政大学の名前は知られています。

全国的な知名度で比較すると、成蹊大学・成城大学にはぶっちぎりで勝っていて、関西大学、関西学院大学よりも高く、MARCHでは明治、立教に次ぐくらいと言えるかもしれません。野球だけでなく、スポーツの領域では非常に知名度が高い大学です。

もう一つは、若い人はあまりイメージが湧かないかもしれませんが、歴史と伝統です。大学の強さは歴史による要素が大きいです。法政大学は大学と認可された歴史で言うと、早慶に次ぐ伝統を持っています。早稲田、慶應が1920年2月5日に認可され、続く4月15日には同志社、法政、明治、中央、日本大学、國學院大學が認可されています。

また、法政大学は法律学校を起源としていますが、現存する日本の私学最古の法学部は法政大学法学部です。また、日本の私立大学の中では、社会学部が最初に設立されています。経済学部は慶應の次、経営学部は明治の次に設置されています。

【ピックアップ学部】法政の看板学部となったグローバル教養学部(GIS)

2008年に設立されたグローバル教養学部、同年には明治大学に国際日本学部が設立され、近年のグローバル系学部の先駆けとなった感があります。グローバル教養学部は人気、偏差値でも法政大学の看板学部となりました。

法政大学グローバル教養学部の特徴は以下の3つです。

  • 英語「で」学ぶ教養教育
  • 留学先は大学付属の語学学校ではなく、現地の一般学生と机を並べる学部留学
  • 徹底した少人数教育

グローバル教養学部の特徴は、学部名にもあるように教養教育であるということです。幅広い領域から自分の興味を見つけて学びを深めることができます。英語で学ぶのでアカデミック英語が身に付きます。ただ、ゼミに入るなどして専門性を高めないと、何を学んだか就活時に説明に困ることにもなりかねません。

留学の特徴としては、学部生として留学が出来るところです。留学と言っても、海外大学の付属語学学校で学ぶことが多いです。これは現地の授業を受けるには英語力が不足している場合が多いことも原因です。グローバル教養学部では、1年次に英語力を高めて現地で授業を受けられるレベルまで英語力を高めます。ただし、必修ではありませんし、学部の補助を受けられるのは成績優秀者のみ、行先も成績が影響するなど、自分の努力と成果が求められます。

グローバル系の学部は非常に増えています。それぞれ、教育内容や留学制度が異なりますが、詳しく把握せずに選んでしまっているように見受けられます。留学制度があることと、自分が行きたいところに行ける、かは別問題です。条件や選択肢なども含めて詳しく調べておきましょう。

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性格の異なる3つのキャンパス

法政大学は15学部を要する総合大学で規模の大きな大学です。1学年は約6500名。
明治大学が7500名で、MARCHでは明治に次ぐ規模となります。キャンパスは3つに分かれていて、途中で移動することなく、それぞれの所属のキャンパスの学部で4年間通います。
女子の比率は、市ヶ谷キャンパスが47.3%、多摩キャンパスが33.7%、小金井キャンパスが19.7%となっています。(2019年度1年生在籍比率、大学HPより)

市ヶ谷キャンパス

ボアソナード・タワーをシンボルとする都市型キャンパス(女子比率47.3%)
市ヶ谷駅、飯田橋駅、九段下駅それぞれの場所から徒歩10分くらいで通うことができます。アクセスは抜群で、非常に通いやすいです。所属の人数も多いので、サークルもマニアックなものまで多数あります。

  • ・法学部
    ・文学部
    ・経営学部
    ・国際文化学部
    ・人間環境学部
    ・キャリアデザイン学部
    ・デザイン工学部
    ・グローバル教養学部(GIS)

 

多摩キャンパス

自然豊かな開放的なキャンパス(女子比率:33.7%)
最寄駅の京王線のめじろ台駅や中央線の西八王子駅、相原駅からバスで10分から20分くらいです。バス代や回数券台が結構かさみます。周辺は家賃も安いので1人暮らしをする人も多いです。正直なところ通いにくい場所にありますが、学内の人口密度は低く、余裕のある感じがします。市ヶ谷キャンパスほどではありませんが、サークルもそこそこ充実しています。大学らしいこのキャンパスが好きという声もあります。

・経済学部
・社会学部
・現代福祉学部
・スポーツ健康学部

小金井キャンパス

研究設備が充実した理系のキャンパス(女子比率:19.7%)
小金井キャンパスは都会から少し離れた場所に位置していて、キャンパス周辺は住宅地でとても静かです。最寄りの東小金井駅からキャンパスは徒歩で約15分で、勉強をするにはとてもいい環境です。大学内はさまざまな施設があり、研究や実験をするのに適している理系キャンパスです。
東小金井駅は中央線なので、都心からやや距離があるといえども、三鷹や吉祥寺まで近いので買い物や食事には便利です。通いやすい駅です。

・情報科学部
・理工学部
・生命科学部

MARCHのくくりで戦う就職活動

小金井キャンパス以外は文系が中心なので、学部の学びの領域とは直接関係しない業界へ就職している人が多数です。MARCHのくくりの中にいますので、不利になることよりも得になっていることのほうが多いと思われます。大学ブランドとしては選考のステージに立つことはできますので、あとは実力勝負です。大規模大学ですので、座学ばかり取っていて何も成長していない人は就職で苦労するでしょう。新設のグローバル教養学部は外資系に多く就職するなど、ハードな学びを乗り越えた成果が出ています。

また、アナウンサーの輩出が多いことでも知られています。「自主マスコミ講座」という取り組みがあることも大きな要因です。これは有志の教職員でスタートした勉強会で、OBOGとのつながりも深く、本格的な対策をします。入るためには選考を突破する必要があります。

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