有名私立中学校に合格するためには、300万円近くの受験対策費用が必要です。
そのほとんどは塾代ですが、ひとたび塾選びを間違うと、子どもの将来のために投資したお金が無駄になるどころか、その後の子どもの成長にも悪影響を及ぼす場合があります。
塾選びは志望校選びと同じくらいに大切なのです。
子どもの将来を左右する塾選びは慎重に
進学塾の目的は、生徒を志望校に合格させることです。
その子の将来のことだけを考えてくれればいいのですが、そうもいきません。
優秀な生徒がいれば、「模擬テスト代わりに」と称して、いくつもの中学校を受けさせる塾もあります。なぜなら、合格実績はその後の入塾者集めの貴重な宣伝材料となるからです。
塾サイドの都合で、毎週のようにあちらこちらの中学校を受けさせられた子どもは肉体的にも精神的にも疲れ果ててしまい、肝心の本命校で実力が発揮できないということもあります。
また、大切な思い出づくりの卒業シーズンに、学校の授業どころか卒業式にも出席できないということにだってなりかねません。
そうならないためにも、塾選びは慎重に行うべきです。
「いい塾」とは?
では、「いい塾」を選ぶにはどうすればいいのでしょう。
そもそも「いい塾」というのは、合格実績ではありません。
子どもの性格にあった塾、子どもの能力を上手に引き出してくれる塾が「いい塾」なのです。
いい塾とは?
- 子どもの性格にあった塾
- 子どもの能力を引き出してくれる塾
ひとえに小学生と言っても、いろいろな性格の子どもがいます。
何でもできる天才肌の子もいれば、コツコツ地道に努力する子もいます。
また、落ち着きのない子もいれば、おっとり・のんびりした子もいます。
まずは、子どもの性格を把握し、それに相応しい塾を選びことを心掛けましょう。
「●●ちゃんが通っているから」「あそこは灘に強いから」なんていう選び方はもってのほかです。
あなたの子どもに最適な塾はどれ?
大きく分けて、子どもは「やんちゃタイプ」「こつこつタイプ」「のんびりタイプ」の3つに分かれます。
タイプに応じた塾は概ね以下のようになります。
わんぱくタイプは興味を持たせることが大切
「わんぱくタイプ」は男の子に多く、もっとも子どもらしいのですが、もっとも親が苦労するタイプです。楽天的な性格で、テストの点が悪くても先生に叱られてもへっちゃら。
面倒くさいことが嫌いで、「努力」が苦手です。
わんぱくタイプの子どもは、「興味をもたせる」ことが大切です。
一度、興味を持ち出すとどんどん突き進めていく傾向にあります。
いわゆる「やる気スイッチ」を入れてやりさえすればいいのですが、それには「体験授業」のある塾がベストです。
強制的に塾を選ぶのではなく、「この先生は面白い」「なるほど!そういうことだったのか」と、自分の感覚で理解することが大切です。
こつこつタイプは褒めながら伸ばすことが大切
一方、「こつこつタイプ」は女の子に多く、「わんぱくタイプ」の逆の性格になります。
コツコツと地道に努力を積み重ね、一般的に学校の成績はいいことが特徴です。
表面的には優等生でしから、親の手を煩わすこともありません。
ただ挫折が苦手。先生に叱れたり、成績が伸びないと、挫けてしまうことがあります。
こつこつタイプの子どもは、「褒める」ことが大切です。
常に上位をキープしながら、適度にライバルのいる環境になると、さらに伸びていきます。
しかしあまりにもレベルが高すぎる塾に入れると、挫折感から萎縮してしまい、結果、せっかくの才能をつぶしてしまう可能性があります。
数字や周りの意見に惑わされずに、本人が上位をキープできる塾がベストです。
のんびりタイプは、「丁寧に育てる」ことが大切
大器晩成型の「のんびりタイプ」は、人と争うことが苦手です。
まだ発展途上の過程にあるため、いきなり大きな海原に掘り出すようなことをするとつぶれてしまいます。
のんびりタイプの子どもには焦りは禁物。じっくり丁寧に育てることが大切です。
そのため大規模な大手の進学塾は不向きです。少人数制、できればマンツーマンタイプの個人塾もしくは家庭教師がベストです。
塾選びは、塾探し専門サイトを利用しよう
数多くある塾の中から、子どもに最適な塾を見つけるには、塾の比較サイトが便利です。
「タウンライフ塾さがし」は、学習塾の資料を一括で請求できるだけでなく、体験授業の申込みも一括でできる便利さが受けています。
また、家庭教師派遣会社の体験授業も一括申込みできるため、塾との相性、先生との相性をみることができます。
周りの意見に惑わされることなく、塾サイトを利用して、子どもに最適な塾を見つけてあげて下さい。なお、サイト利用料は無料です。
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塾・家庭教師選びの「タウンライフ」