マグロ大学?オープンキャンパスも評判の近畿大学の人気の秘密 

6年連続志願者数日本一と、今や留まることを知らない「近畿大学」は、医学部を含め、14学部48学科を擁する西日本最大級の総合大学です。くくり的には、「関関同立」の次のグループ「産近甲龍」に属しますが、人気・知名度は関西私立大トップクラスといっていいでしょう。
今回は、近畿大学の人気の秘密に迫ります。

関関同立の滑り止めとしての盤石の位置

近畿大学は、14学部48学科と短期大学部の西日本最大級の規模を誇る総合大学です。関関同立にもない医学部を持っています。
近畿大学は近年人気が上がっていて、受験難易度も高まっています。偏差値的な立ち位置でいうと、関関同立の壁は超えていませんが、産近甲龍の中では人気、難易度ともにトップの位置にいます。

理系が強い

地方キャンパスも含めると、近大の学生の半分が理系です。私立総合大学でこんなに理系比率が高いのは珍しいです。関関同立、MARCHでも文系が多いのが一般的のなか、理系が多いのが大学としての強みの一つです。理系は新卒の就職市場でもニーズが高いので、文系よりも安定の企業に就職できることが多いです。

志願者日本一

志願者数日本一を連続で記録しています。それまで明治大学が1位でしたが、明治を抜いてから1位をキープしています。なぜ近大が1位なのか?

ひとつカラクリがあります。志願者日本一の数字は実志願者数ではなく、のべ志願者数であるということです。入試方式には色々あり、個別入試と全学部入試で経済学部に出願したら2人とカウント、センター利用入試で2つの学部に出願したら2人とカウント、という仕組みになっています。近大には出願数を増やすための様々な方式が揃えられています。

また、難易度が上がると敬遠されることも多いですが、それでも志願者が増え続けています。近大は理系が強いので、国公立大学の併願としても出願されていることが大きいです。関関同立の下で、産近甲龍のトップというポジションが志願者が多い理由になっています。

関西エリアのどこからでも通いやすい立地

関関同立の次の位置づけとされている産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)のうち、大阪にあるのは近畿大学だけです。近畿大学の東大阪キャンパスは、大阪の真ん中あたりにあり、通いやすい立地も近畿大学の人気の一つの理由です。

広報だけじゃない実学重視の学びとは

近畿大学は派手な宣伝広告で広報上手と揶揄されることもありますが、広告だけで学生が集まっているわけではありません。確かに広報上手ではありますので、一度ホームページを見てみるとよいでしょう。近大発のニュースサイトKINDAI PICKSや大学が作ったとは思えないガイドブックDIGITAL GRAFFITI2020(ホームページでも見られます)など、大学のホームページやガイドブックとは思えない作りになっています。

常識にとらわれない大学

近畿大学の強みは、これまでの大学の常識にとらわれない取り組みです。派手な入学式もその一つです。派手なオープニング、豪華なゲスト、KINDAI GIRLSのパフォーマンスなど、総合演出のつんくが手がける入学式はニュースで取り上げられるほどです。もはや単なるライブじゃないかという声もあるほどですが、近大生としての一体感や頑張ろうという気持ちにになる効果は非常に大きいです。

実学重視

近畿大学の建学の精神には「実学教育」があります。昔はアカデミックとビジネスを結びつけるのはけしからん、という風潮もありましたが、今や大学でも実社会と結びついた学問が求められている時代です。

近畿大学では近大マグロが有名ですが、これは実学を重視した研究があったからこそ実現したものです。マグロだけではなく、近大の名を冠した近大ブランドの食品は多くあり、近大みかん、近大マンゴー、近大キャビア、近大なまずなど多岐にわたっています。民間企業から研究の依頼が多い大学でもあり、「民間企業からの受託研究実施件数」は全国1位だそうです(平成29年度)。

また、2017年に東大阪キャンパスにオープンしたアカデミックシアターは、建築やデザイン性でも話題を集め、24時間オープンで膨大なマンガが置いてあることでも有名ですが、産学連携の拠点にもなっています。バーチャルYouTuberの配信を目指すVRスクールやプログラミングに関するセミナーなど、文系理系が入り混じった総合大学の強みを生かした学びが展開されています。

理系が注目されがちな近大ですが、文系でも文理融合の学びのチャンスがあるのは非常に大きいです。とはいえ、勉強に取り組むかどうかは自分次第なので、チャンスがあるというだけです。大規模な大学ですから受け身でいては大きな成長は見込めません。

「近畿」大学だけど、キャンパスは近畿だけじゃない、西日本に分布

近畿大学のキャンパスは広島や福岡にもあります。東大阪キャンパス以外はすべて理系学部という特徴があります。東大阪キャンパスの整備が進んでいて最も大きいのです。他のキャンパスとは、環境が大きく異なります。

東大阪キャンパス(法学部、経済学部、経営学部、理工学部、建築学部、薬学部、 文芸学部、総合社会学部、国際学部、短期大学部)
大阪狭山キャンパス(医学部)
奈良キャンパス(農学部)
和歌山キャンパス(生物理工学部)
広島キャンパス(工学部)
福岡キャンパス(産業理工学部)

メインの東大阪キャンパスは、最寄り駅が近鉄大阪線の長瀬駅から徒歩15分か、近鉄奈良線の八戸ノ里駅から徒歩20分かバス5分です。長瀬駅から近畿大学までの近大通りには学生向けの飲食店が多く並んでおり、お昼時には食事やお弁当を買う学生で混雑します。ラーメン屋もとても多いので、どこに行こうか悩むほどです。

意外と高い女子比率。女子にも人気の大学

理系が多い大学ではありますが、女子の人気も高い大学です。大学全体で約3割が女子学生です。東大阪キャンパスには女子のほうが多い学部も多くあります。

学生数と女子学生比率(2019年度5月時点の1年生在籍数より)

男子学生(人)女子学生(人)合計(人)女子学生比率(%)
法学部31212443628.44
経済学部51617969525.76
経営学部9114411,35232.62
理工学部1,0521301,18211.00
建築学部1909628633.57
薬学部8511620157.71
文芸学部21526848355.49
総合社会学部21422744151.47
国際学部19330449761.17
農学部39324663938.50
医学部735012340.65
生物理工学部34415049430.36
工学部4866555111.80
産業理工学部3508543519.54
合計5,3342,4817,81531.75

 

多方面のOBOG、多様な進路。自分次第でどこでも狙える

近畿大学の卒業生の進路先は本当に多様です。OBOGが多方面にいるということは、大学の強みです。キャリアセンターでも多くのセミナーを実施しており、支援は手厚いです。しかし、女子大学のように手取り足取り指導してくれることはありませんので、自分で動く必要があります。

文系であれば、いわゆる産近甲龍という位置づけの中にありますので、超大手企業に行こうと思うと本人の努力が必要です。狙えるポジションにはいますので、学生生活を充実させた学生で、情報感度高く就職活動に取り組んだ学生は大手企業に就職しています。SPIなどの筆記試験さえクリアできれば問題なく勝負できます。近畿大学に対する企業の注目度も高まっていますので、今後はより評価が高まるかもしれません。実学重視で産学連携の学びをしてきた学生は企業も魅力に感じます。

企業の理系ニーズは高いので、理系であれば就職に困ることはないでしょう。大学院に進む学生はそれほど多くなく、研究職より技術職が多いです。

地方キャンパスにおいても、就職活動においては近畿大学というネームバリューが使えるのと、求人自体は近畿大学に来ますので、広島にいても近畿大学として就職活動できるメリットは大きいです。

勢いのある近畿大学で、自分もチャレンジしたいと思う高校生は少なくありません。派手な広報にとらわれず、自分のやりたいことを持って、向上心があれば、成長する機会が多くある大学です。どの大学でもそうですが、意欲が高くない学生もいるわけです。近畿大学の一員になるだけではダメで、大学で自分が頑張れそうかどうかをオープンキャンパスで見極めてほしいです。

近畿大学
大阪府東大阪市小若江3-4-1(東大阪キャンパス)
TEL.06-6730-1124(入学センター)

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