高校生になるとすぐに進路選択をしなければいけないですよね。
音楽が好きな人は将来の選択肢として「音楽の先生」を考えている人も多いと思います。
音楽の先生には、どうすればなれるのか
「音楽の先生になりたいけどイマイチイメージが湧かない」という人も多いのではないでしょうか?
でも、音楽の先生になるには大学を選ぶ時点から始まっています。
つまり高校生である今からすでに始まっているということ!
音楽の先生になるには主に2つの条件が最低限揃っていなければいけません。
①音楽の教員免許が取得できる大学に行くこと
学校の先生になるには絶対に「教員免許状」が必要です。
これがなければ先生になることはできません。
音楽の教員免許が取得できる大学は主に、「音楽大学」「教育大学」と名のつく大学です。
これらの四年制大学で教員免許取得に必要な単位を取れば「一種免許状」が授与されます。
筆者は音大出身ですが、先生として現場に立った時に教育大出身じゃないからと言って困ることはありませんでした。
それぞれ大学の特色やカリキュラム、コースも違いますし、目的によっても変わってくると思います。
まずはオープンキャンパスなどに行ってみたり、通ってる高校の先生に話を聞いてみましょう。
- 音楽大学に進学する
- 教育大学に進学する
②教員採用試験に受かること
少し先の話になりますが大学入学後、必要単位を取得し、教育実習に行ったら最後に待ち受けているのは「教員採用試験」です。
正規の先生になるにはこの「教員採用試験」を突破しなければいけません。
試験は主に筆記(教職教養、一般教養)と面接です。
それに加え、音楽は実技試験があります。
ピアノを弾くという内容が主ですが、受験する各都道府県の自治体によっては歌唱があったり、神戸市なんかは日本伝統楽器の箏の試験があるそうです。
もし、今ピアノを習っていなくて自信がないという人は大学に入ってから猛練習することをオススメします!
他の楽器ができてもピアノが弾けなければ音楽の授業ができないと言っても過言ではないくらいピアノ技術が求められます。
- 教員採用試験に合格する必要がある
- ピアノ技術は絶対に必要
音楽の先生の魅力、大変なこと
私は音楽の先生をやって本当に良かったと思っています。
小さい時からずっと音楽をやってきて、音大に入り、演奏活動をバリバリやっていました。
先生になる前は「自分で演奏することの楽しさ」だけを感じていましたが、音楽の先生になって「子どもたちと音楽をする楽しさ」を新たに感じることができたからです。
先生をやっていた時は人生で一番音楽が楽しかったなぁと今でも思います。
もちろん、大変なこともありました。
音楽の先生は音楽だけ教えていればいいわけではなく、学校の中のたくさんの仕事もしなくてはいけません。
時には逃げ出したくなる時もありましたが、「全ては子どもたちのため」と思うと踏ん張ることができました。