あらゆる面で女子大ナンバーワンを誇る実力校
東京・文京区に位置するお茶の水女子大学の前身は、1875(明治8)年設立の東京女子師範学校にまで遡ります。1885年に東京師範学校の女子部となり合併されましたが、1890年に分離し女子高等師範学校となりました。
戦後の学制改革により新制大学「お茶の水女子大学」となり、現在では文教育学部、理学部、生活科学部の3学部を設置しています。
<学部・学科構成>
- 文教育学部
人文科学科
言語文化学科
人間社会科学科
芸術・表現行動学科 - 理学部
数学科
物理学科
化学科
生物学科
情報科学科 - 生活科学部
食物栄養学科
人間・環境学科
人間生活学科
国立の女子大学はお茶の水女子大学と奈良女子大学の2校しかありませんが、あらゆる面で女子大ナンバーワンの実績を誇る女子大界の女王です。
とはいうものの嫌味のある優等生タイプではなく、明るく前向きな学生が多いことが特徴です。
そのため、企業からの評価も大変高く、就職に苦労することはありません。
芯は強いが、我は強くない理想の女性
「お茶の水出身」と聞くと、「プライドが高そう」「理屈っぽい女性」と思われがちですが、事実は否なり。
女子大らしい華やかなイメージはありませんが、生き生きとした女性が多いことが特徴です。
ガリ勉タイプというよりも気立てのいい優等生タイプが多く、一見おっとりしていても目標に向かって努力する芯の強い学生気質を持っています。
それぞれが独自の価値観を持っており、周りに流されるタイプの女性は少なく、女子にありがちなグループ行動はあまり見受けられません。
大塚にあっても「お茶の水」
お茶の水女子大学の愛称は、「お茶大」「お茶女」などと言われます。キャンパスが位置するのは、文京区大塚で、御茶ノ水ではありません。設立当初は御茶ノ水にあったのですが、関東大震災で校舎が焼失したり、間借りしていた東京高等歯科医学校(現:東京医科歯科大学)の建物拡張があったりで、現在の大塚に移転しました。
キャンパス内には日本最古と言われる幼稚園をはじめ、小学校・中学・高校が併設されています。
ちなみに幼稚園から通い続けている女子は「お茶漬け」と呼ばれています。
2018年春には、新図書館が誕生。2019年には「国際交流学生プラザ」が開設しました。
インカレサークルはたくさんあり、特に交流が多いのは圧倒的に「東京大学」です。
就職はどの方面でも強いが、特にマスコミが多い
卒業生には、元参議院議員で第28代環境庁長官の広中和歌子、元東京都議会議員の三井マリ子、漫画家の柴門ふみ、グラビアアイドルの黒田有彩などがいます。
特に、マスコミ関係者多く、加藤シルビア(TBS)、中村仁美(元フジテレビ・現フリー)ら多くのアナウンサーを輩出しています。
就職に関しては、あらゆる方面から評価が高く、就職活動で困ることはありません。
他の女子大学と違い、ブランド名で企業を選ぶよりも仕事の内容ややり甲斐で選ぶ学生が多くいます。
公務員や教員、公認会計士、弁護士、研究機関、マスコミ業界への志望が多く、大学院進学率は文教育学部2〜3割、理学部6〜7割、生活科学部3割程度となっています。
東京都文京区大塚2-1-1
TEL.03-5978-5151 (入試課)