学力は入学後も必要!?就職活動の採用試験とは?

就職活動の採用試験でも学力が求められるということはご存知でしょうか。
大学受験のために勉強している高校生の皆さんにとっては、大学生になってもテスト勉強が必要だと思うと嫌に思うかもしれません。
今回は、就職活動の採用試験について詳しく見ていきましょう。

 

【採用試験の位置付け】面接を受けるためには試験にパスしないといけない

新卒の選考活動で行われる採用試験は中学生レベルの知識があれば解ける問題で、難しいテストではありませんので心配は要りませんが、正しい理解と対策が重要です。

企業の選考過程において学力試験は一定の人数に絞り込む役割を担っています。
採用する人数よりも多くの学生が受ける大きな企業では、試験の突破が一つの関門になっています。
面接で自分のことをアピールしたいと思っても、試験に通らなければ面接にも呼ばれないのです。

リクルートの「就職白書2018」によると、実に94%の企業が「適性検査・筆記試験」を実施しています。

 

【就職試験の種類】仕事に必要な基礎能力と適性を測っている

採用試験は大きく分けて「能力検査」と「性格適性」に分かれます。

「能力検査」は仕事をする上で必要な基礎的な能力を測るものです。

「性格適性」はその人がどういう傾向があって、どのような仕事が向いているかを測定するものです。
「性格適性」はテストの種類によっても出てくる結果は異なりますし、企業によっても見ているポイントが異なります。
そのなかでもストレス耐性があるかどうかをチェックしている企業が多いと言われています。
また、仕事はチームで行うものなので、チームの中でどのような役割を果たせそうか、という観点でもチェックをしています。

SPI

SPIは筆記試験の中で最もメジャーなもので、リクルートキャリア社が作成しています。
大企業から中小企業まで多くの企業に採用されているので、まずは SPI の対策が必要となります。

玉手箱

玉手箱は自宅で受検できる WEBテスティングとしてメジャーになっていて、日本 SHL 社が作成しています。特に大手企業で採用されているので、有名企業を目指す場合は対策しておくべきでしょう。

 

SPIは、次のような問題が出ます。解けるでしょうか。

SPIの例題

食塩水AとBがある。A100gとB100gを混ぜると濃度は20%になる。次にA120gとB180gを混ぜると濃度は18%になる。この場合、食塩水Bは濃度何%でしょうか。

(回答は一番下)

 

 

【就活生の傾向】どのように対策すべきか

いざ就職活動の際に筆記対策をするのが嫌で、採用試験のない企業を選んで受ける学生も少なからずいます。
採用試験を課していない企業がよくない企業というわけではないので一概にいえませんが、行きたい企業が採用試験を課していたら諦めることになってしまいます。

自分の選択肢を広げるために筆記試験の対策は必要です。

試験対策としては、自分で市販のテキストを買って1冊こなせば問題ありませんが、苦手な人は自分の行きたい大学でどのようなサポートを受けられるか調べてみましょう。
各大学の就職支援の部門では、学生支援の一環として就職試験の対策講座などを設けています。
大学によっては筆記試験対策が正課の授業として低学年から準備されていることもあります。
一方、ガイダンスのみが無料で実施されて、対策講座は有料という大学もあります。

社会に出てから、仕事で数字を扱うことは非常に多いです。売上、利益、コストだけでなく、様々な指標を数値化し、管理・分析していきます。「私は数学が苦手なので・・・」と逃げることにならないように、社会に出るまでの最後の砦である大学生の間に、就職試験対策だけでなく統計や調査手法に関する授業を履修しておくことをお勧めします。

 

(SPI例題の回答)
食塩水Aの濃度をX%、食塩水Bの濃度をY%と置く
100X+100Y=200×20=4000
120X+180Y=300×18=5400
X=40-Y
120(40-Y)+180Y=5400
4800-120Y+180Y=5400
60Y=600
Y=10

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